このガイドは、サイト内のクイックスタートとは役割が異なります。クイックスタートは主要な操作だけを1画面1ステップで示し、そのとおりに進めれば完了します。本ページは体系的に調べるためのガイドで、各手順の背景、境界的なケース、エラー時の分岐まで書き出しています。初めて使うときは、まずクイックスタートで一通り通し、具体的な問題が出たら本ページの該当章に戻って確認してください。
一、サービスとは:4層構造
作業に入る前に、このサービスの構造を一度分解して見ておきます。VPNVO が提供するのはインストールパッケージではなく、継続的に更新される回線設定です。支払い後に受け取るのはサブスクリプションで、それをクライアントが解析し、クライアントが設定に従って 120+カ国 / 150+回線のいずれかへ接続します。この4層を区別しておけば、以降の各手順がどこに対応するか分かります。
第1層:アカウント
アカウントは身元と注文の入れ物です。登録に必要なのはユーザー名とパスワードだけで、メールアドレスは不要です。この点は第3章で詳しく述べます。アカウントにはプランの状態、残り通信量、注文履歴、サブスクリプションURLが保存されます。アカウントを失うことは回線を失うことと同じなので、ユーザー名とパスワードは別に控えておき、メールでの復旧は当てにしないでください。
第2層:サブスクリプション
サブスクリプションはトークン付きのURLで、://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN のような形式です。インストールパッケージでもアカウント情報でもなく、クライアントが繰り返し取得できる設定の索引です。クライアントがこのアドレスにリクエストすると、サーバーが現在利用可能な回線リストと接続パラメータを返します。回線の調整、ノードの追加削除、プロトコルの切り替えはサーバー側で完了し、クライアントはサブスクリプションを更新すれば反映されます。何かをダウンロードし直す必要はありません。これがサブスクリプション方式と一度きりの設定ファイルの決定的な違いであり、端末を替えるときにURLを入れ直すだけで済む理由です。
第3層:回線
回線は実際に通信を運ぶ部分で、120+カ国 / 150+回線をカバーします。経路の特徴によって3種類に分かれます:
| 回線タイプ | 経路の特徴 | 向いている用途 | 夜間ピーク時の安定性 |
|---|---|---|---|
| IEPL 専用線 | 端から端まで専用線で、公共の国際出口を経由しません | 4K ストリーミング、長時間の会議、AI ツールの利用 | 変動が最も小さい |
| 中継 | 中継ノードに接続してから目的の地域へ転送 | 日常のブラウジング、海外拠点との業務 | 比較的安定。中継区間の品質に依存 |
| 直結 | 目的地域の出口に直接接続 | 一時的な調べもの、軽いアクセス | 公共出口の混雑の影響を受けやすい |
3種類の回線に良し悪しの関係はなく、トレードオフがあります。専用線は安定していますが資源が限られ、直結は手軽ですが公共回線の影響を大きく受けます。以降の回線選びの指針と切り分けの分岐は、すべてこの表を基準にします。回線の全リストはサーバーページで確認できます。地域ごとに都市と回線タイプがグループ化されて掲載されています。
第4層:クライアント
クライアントはサブスクリプションの解析、暗号化トンネルの確立、ルールに基づく振り分けを担います。本サイトは Windows / macOS / iOS / Android / Linux の5プラットフォームに対応し、インポート方法はそれぞれ異なりますが、受け取るサブスクリプションは同じものです。クライアント自体に費用はかからず、乗り換えてもプランの状態に影響しません。
通信量と課金
プランは月単位の課金で、通信量は開通日を基準に毎月リセットされます。ここでいうのは暦月の1日ではなく開通日です。15日に開通すれば翌月の15日にリセットされ、以降も同様です。こうすると各課金サイクルの長さが揃い、初月だけ半月しか使っていないのに1か月分として扱われることがありません。月額プラン3段階の通信量とデータパックの具体的な数字は次の章にあります。
暗号化と伝送
伝送層は統一して軍事レベルの暗号化を採用しています。この表現はサイト内の他のページでも同じで、別の言い方はしません。暗号化が解決するのは経路の途中で読み取られる問題であり、出口の位置を変えるものでも、アクセス速度を直接決めるものでもありません。速度は回線の品質とローカルネットワークの両方で決まります。この点は第6章と第9章で繰り返し登場します。
二、プラン選び:3段階の月額プランとデータパック
プランは月額プランとデータパックの2種類だけで、四半期払いや年払いといった長期のものはありません。構造は単純ですが、適切な段階を選ぶには、自分の利用量がどの段階に入るかを先に知る必要があります。
3つの月額プラン
| プラン | 料金 | 月間データ量 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| 60GB プラン | ¥9.9 / 月 | 60GB、開通日ごとにリセット | Web、メール、メッセージ、短い動画を少し |
| 250GB プラン | ¥18 / 月 | 250GB、開通日ごとにリセット | 日常業務に加え、毎日1〜2時間のHD動画 |
| 500GB プラン | ¥28 / 月 | 500GB、開通日ごとにリセット | 4K ストリーミング、長時間の会議、複数端末での共用 |
3つのプランの違いは通信量だけです。回線のカバレッジ、端末数、暗号化方式はまったく同じで、台数無制限という点も3つとも共通です。したがってプラン選びで答えるべき問いは1つだけです。この周期でどのくらいの通信量を使うか。
自分の通信量の見積もり方
GB単位で正確に出す必要はありません。用途で区分すれば十分です:
- 軽量:Web、メール、文書の共同編集、メッセージ。こうした用途の通信量は1桁GBの範囲に収まるので、60GB プランでも余裕が大きく残ります。
- 中程度:軽量の用途加えて、毎日1〜2時間の1080p動画、あるいは長時間のビデオ会議。1080pは1時間あたり1GB以上を消費し、ビットレートによって変わります。1か月積み上げると数十GBから100GB超の範囲に入るため、250GB プランが無難です。
- やや重い:4K ストリーミング、終日のリモートデスクトップ、複数端末の同時接続。4Kのビットレートは1080pの数倍で、1時間の消費が半日のWeb閲覧に匹敵することもあります。この場合は500GB プランを選んでください。
判断がつかないなら低い段階から始めてください。途中でアップグレードした場合の差額は残り日数で按分され、支払った金額が無駄になることはありません。計算方法は第7章にあります。
データパック:使い切るまで有効、期限なし
| データパック | 料金 | 有効期間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 300GB | ¥158 | 使い切るまで有効、期限なし | たまの出張、一時的な集中利用 |
| 1000GB | ¥358 | 使い切るまで有効、期限なし | 季節性のあるプロジェクト、予備用 |
| 3000GB | ¥658 | 使い切るまで有効、期限なし | 長期の予備、複数人で1つの出口を共用 |
データパックと月額プランは独立した2本の計量ラインです。月額プランの通信量は開通日にリセットされ、使い残しは翌月に繰り越されません。データパックは使った分だけ減り、使い切るまで有効で、期限はありません。出張の前に300GBのパックを買い、出張が終わって半分残っていれば次の出張で続けて使える。これがデータパックの存在意義です。
支払いと返金
Alipay / WeChat / USDT の3種類の支払い方法に対応しています。初回のお支払い後7日以内なら理由を問わず返金に応じます。月額プランとデータパックのどちらも対象です。具体的な条件はページ下部の利用規約に従います。7日あれば本ガイドの第6章までの流れを一通り試せます。つながらない、使いにくい、段階を選び間違えた、いずれもまだ間に合います。
段階ごとの詳しい比較とよくある質問はプランと料金ページにあり、周期ごとに並べた対照表も用意しています。
三、登録と注文:メール不要
登録はこのサービスでは最短に抑えられています。メール認証もアクティベーションリンクもなく、ユーザー名とパスワードを入力すれば管理画面に入れます。認証が1つ少ないということは、情報が残る入口が1つ少ないということであり、同時にアカウントの復旧は自分で覚えている認証情報だけに頼るということでもあります。
登録に必要なのは2つだけ
ログイン入口を開いて登録画面に切り替えると、入力するのはユーザー名とパスワードの2項目だけです。メールアドレスは不要です。送信すればそのまま管理画面に入り、メールで確認リンクを踏む必要も、確認メールが届かないというつまずきもありません。
ユーザー名の規則は緩やかですが、2点は守ることを勧めます。第一に、本名やよく使うニックネーム、他サービスと同じIDを使わないこと。第二に、適度な長さで英字と数字を含め、メール復旧がない状態でも自分で覚えられるようにすること。ユーザー名はアカウントの一意な識別子で、登録後は変更できません。
パスワードは長さを優先してください。16桁以上のランダムな文字列とパスワードマネージャーの組み合わせは、8桁の大文字小文字と記号の組み合わせより実用的です。このアカウントにはメールという第二の鍵がないため、パスワードが唯一の錠前です。2分余分にかけて設定する価値があります。
管理画面の中身
ログイン後に入るのは縦に長い管理画面で、上から順にアカウント概要、クライアントのダウンロード、プランと注文、チケットと設定といったブロックが並びます。初回ログイン時は概要にプランの状態と残り通信量が表示され、プラン未購入ならプラン選択へ促す表示が出ます。画面内のナビゲーションから各ブロックへ直接移動できるので、上下にスクロールし直す必要はありません。
注文の5ステップ
- プランを選ぶプラン欄で60GB、250GB、500GBのいずれか、またはデータパックを選びます。料金と通信量は第2章の表のとおりで、注文時の画面表示が優先です。
- 支払い方法を選ぶAlipay / WeChat / USDT から1つ。前2つは着金が早く、USDTはブロック確認を待つため、チェーンの混雑具合で時間が変わります。
- 支払いを完了する画面に表示された振込先情報に従って支払います。金額は注文表示と一致させ、備考や注文番号は画面の指示どおりに入力します。
- 注文ステータスのの更新を待つ支払い後に管理画面へ戻ると、注文ステータスが未払いから支払い済みに変わります。通常は数十秒で、オンチェーン決済はもう少し長くかかります。
- プランの有効化を確認する概要ページの残り通信量と有効期限が更新されていれば開通完了です。ここでサブスクリプションの取得に進めます。
よくあるつまずき3つ
支払いは成功したのに注文が変わらない。まず管理画面を一度再読み込みしてください。オンチェーン決済はブロック確認も待つ必要があります。10分を過ぎても未払いのままなら、注文番号を添えてチケットを開いてください。二重に支払わないでください。
注文の重複。支払い後に画面が固まり、もう一度購入を押して注文が2件できてしまったケースです。未払いの注文は注文一覧からキャンセルできます。支払い済みの重複注文は返金の手続きになります。返金の窓口もチケットです。
段階の選び間違い。開通してから60GBでは足りないと気づいたケースです。返金して買い直す必要はなく、そのままアップグレードできます。差額は残り日数で按分されます。詳しくは第7章をご覧ください。
クライアントを触る前に、まずサブスクリプションを取得する。登録、注文、サブスクリプション取得の3ステップはすべてブラウザで完結し、クライアントに依存しません。サブスクリプションURLをパスワードマネージャーに保存してからクライアントを導入すると、流れが格段に楽になります。
四、サブスクリプションの取得:サブスクURLの使い方
プランが開通したら、次は回線設定を手元に用意します。このステップで得られるのはファイルではなく、1本のURLです。
サブスクリプションURLの構成
管理画面のサブスクリプション欄で、次のようなアドレスをコピーできます:
https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN
前半がサービスのアドレス、後半の token が認証情報です。両者を合わせたものが、あなたの回線リストに相当します。このURLを手にした人は誰でも同じ設定を取得でき、あなたの通信量を消費します。したがって機密性はパスワードと同じです。
サブスクリプションURLを公開グループに送ったり、スクリーンショットに写したり、コードリポジトリに書いたりしないでください。上の例のドメインと token はプレースホルダーです。そのまま使わず、実際のURLは管理画面からのみコピーしてください。
3つのインポート方法
- ワンクリックインポート:管理画面がプロトコル付きのインポートリンクを提示し、押すと端末にインストール済みのクライアントが起動してサブスクリプションURLが自動で入力されます。最も手間が少ない方法ですが、クライアントが導入済みであることが前提です。
- コピー&ペースト:サブスクリプションのアドレスをコピーし、クライアントのサブスクリプションまたは設定の入口で貼り付けて保存します。すべてのプラットフォームが対応する、最も確実な方法です。
- 手動設定:ごく一部のクライアントがサブスクリプションに対応していない場合に限り、回線パラメータを1つずつ入力します。日常的にはお勧めしません。回線が調整されても手動設定は自動更新されず、回線を切り替えたつもりが古いアドレスに接続し続けるという事態が起きやすくなります。
インポート用プロトコルの優先順位
クライアントによって対応するプロトコルの接頭辞が異なります。管理画面は次の順で利用可能なインポート方法を提示します:
| プロトコル接頭辞 | 対応クライアント | 説明 |
|---|---|---|
| clashplus:// | Clash Plus | 優先度が最も高く、ワンクリックで起動 |
| Shadowrocket | Shadowrocket | iOS でのワンクリックインポート |
| Stash | Stash | macOS と iOS |
| sing-box | sing-box | クロスプラットフォーム |
| Clash | Clash 系クライアント | 汎用サブスクリプションURL |
この順序は優劣ではなく、その端末にどのクライアントがすでに入っているかを示すものです。同じサブスクリプションを5つのプラットフォームで取得しても回線は同一で、違いはクライアントの画面と振り分けルールの書き方だけです。
サブスクリプションの更新
回線の追加削除やプロトコルの調整はすべてサーバー側で行われ、クライアントはサブスクリプションを更新すれば新しい設定を取得できます。クライアントの自動更新は1日1回に設定することを勧めます。ある回線だけ突然つながらないときは、まず手動で更新してから判断してください。これだけで誤検知のかなりの部分を除外できます。
サブスクリプションURLが漏れたら
サブスクリプションURLを誤って公開してしまった場合は、管理画面でサブスクリプションをリセットしてください。古いURLは即座に無効になり、新しいURLを入れ直します。リセットはプランや通信量に影響せず、鍵を交換するだけです。リセット後はすべての端末で再インポートが必要なので、どの端末を使っているかを先に確認しておきましょう。
五、5つのプラットフォームへ順番に導入
5つのプラットフォームはクライアントの画面が大きく異なりますが、操作は同じ流れです。クライアントを入れる、サブスクリプションをインポートする、権限を許可する、回線を選ぶ、接続する。以下、プラットフォームごとに各手順の着地点を書きます。
クライアントのインストーラーは管理画面のダウンロード欄から取得します。マーケティングページにはインストーラーの直リンクはありません。サブスクリプションはログイン後にしか取得できず、この手順は省略できません。
Windows
管理画面のダウンロード欄から Windows クライアントをダウンロードし、ダブルクリックでインストールします。既定のまま進めて問題ありません。初回起動時にクライアントは仮想ネットワークアダプターの作成とネットワーク設定の変更を要求し、OSが権限確認を表示します。ここで許可を選ばないとトンネルは確立できません。
サブスクリプションのインポートは2通りです。管理画面のワンクリックインポートでクライアントを直接起動するか、クライアント側のサブスクリプション管理でURLを貼り付けて保存します。保存するとクライアントが回線リストを取得し、リストが表示されればインポート成功です。
回線を1つ選んで接続を押します。タスクバーのアイコンが変わり、クライアントが接続済みと表示すれば完了です。セキュリティソフトが入っていると仮想アダプターのドライバーが遮断されることがあります。その場合はクライアントを除外リストに追加して再試行してください。
macOS
macOS クライアントも管理画面からダウンロードします。初回起動時に開発元を確認できないという警告が出るので、システム設定のプライバシーとセキュリティで一度許可すれば、以降は表示されません。
接続時に VPN 設定の追加許可を求められるので、端末のパスワードを入力して確定します。サブスクリプションのインポート方法は Windows と同じで、ワンクリックか手動貼り付けです。macOS ではオンデマンド接続も有効にすることを勧めます。スリープやスリープ解除の後にトンネルが自動で復帰し、毎回手動で押す必要がなくなります。
iOS
iOS クライアントは App Store からインストールします。ダウンロードの入口は管理画面のダウンロード欄にあり、アカウントに有効なプランが必要です。インストール後にクライアントを開き、サブスクリプションのアドレスを貼り付けると、VPN 設定の追加を求められます。許可してロック画面のパスワードを入力します。
iOS の特徴は、ネットワークを切り替えるとトンネルが再構築されることです。Wi-Fi からモバイル通信へ、あるいはその逆に切り替わると接続が切れて自動復帰します。数秒で戻れば正常です。長時間戻らない場合は、クライアントで切断してから再接続してください。
Android
Android クライアントは管理画面のダウンロード欄からインストーラーを取得します。インストール時に提供元不明のアプリのインストール許可を求められるので、一度許可します。
初回接続時に VPN 接続のリクエストが表示されるので、「常に許可」にチェックを入れて確定してください。そうしないと接続のたびに許可が必要になります。サブスクリプションのインポートはワンクリック起動と手動貼り付けの両方に対応しています。
Android で最もつまずきやすいのが省電力の仕様です。OSが長時間動いているクライアントをバックグラウンドで終了させ、画面ロックからしばらくすると切断されます。対策はバッテリー設定でクライアントを制限なしにし、バックグラウンドの除外リストに加えることです。詳しい手順はAndroid VPN の完全ガイドをご覧ください。
Linux
Linux クライアントは管理画面のダウンロード欄からディストリビューションに合ったインストーラーを取得します。導入後、まずターミナルでプロセスが起動していることを確認し、そのうえでサブスクリプションをインポートします。
コマンドライン環境でトンネルが有効かを確認する最も直接的な方法は、環境変数を見ることです:
# 現在のプロキシ環境変数を確認(値は例)
echo $https_proxy
# 期待される出力は http://127.0.0.1:7890 のような形式
クライアントが GUI しか提供していない場合は、デスクトップ環境で macOS と同様に操作します。純粋なコマンドライン環境なら、設定ファイルに対応したクライアントを使い、サブスクリプションのアドレスを設定に書いてシステムサービスに任せることを勧めます。これなら起動時から有効になり、デスクトップセッションに依存しません。
プラットフォーム別の違い一覧
| プラットフォーム | 入手方法 | インポート方法 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| Windows | 管理画面からダウンロード | ワンクリックまたは貼り付け | 初回の仮想NIC許可 |
| macOS | 管理画面からダウンロード | ワンクリックまたは貼り付け | システムのセキュリティ許可、オンデマンド接続 |
| iOS | App Store | 貼り付けまたはワンクリック | 有効なプランが必要、ネットワーク切替でトンネル再構築 |
| Android | 管理画面からダウンロード | ワンクリックまたは貼り付け | VPN を常に許可、省電力の除外設定 |
| Linux | 管理画面からダウンロード | 設定ファイル | 環境変数とプロセスの確認 |
5つのプラットフォームはいずれも台数無制限で、同時にオンラインにできます。端末が増えてきたら、各端末のクライアントに判別できる名前を付けてください。トラブルシューティングのときに照合しやすくなります。この点は第7章でも触れます。
六、接続と検証
クライアントが接続済みと表示しても、通信が実際に国際回線を通っているとは限りません。このステップで行うのは検証です。出口が変わったか、名前解決はどこを通ったか、目的のサイトに到達できるか。
接続前の3つのチェック
- サブスクリプションは最新か。回線が調整された後、古い設定の項目はすでに停止していることがあり、つながらなくても不思議ではありません。
- どの回線を選んでいるか。クライアントのホーム画面には通常、選択中の地域と回線タイプが表示されます。思っているとおりかを確認してください。
- 振り分けモードは何か。グローバルモードはすべての通信をトンネルに送り、ルールモードは一致したドメインだけを送ります。検証時の挙動は両者で大きく異なります。
方法1:出口アドレスを見る
接続の前後で現在の出口アドレスを確認し、2回の結果が違えば通信が実際に出口を変えたと分かります。調べ方はいくつもあり、ブラウザで IP アドレスを検索すれば表示されますし、OSのコマンドでも構いません。重要なのはどのツールを使うかではなく、接続前と接続後を比較することです。1回だけ見ても意味はありません。
方法2:DNS 解決を見る
出口は変わったのに DNS がローカルのままだと、アドレスはローカルのノードで解決され、内容は海外から取得するという食い違いが起きます。一部のサイトが開かない、読み込みが極端に遅いといった形で現れます。見分け方は、接続後に名前解決だけを行うテストページを開き、解決サーバーの所在地が出地域と一致するかを見ることです。クライアントの DNS リーク防止はオンのままにしてください。
方法3:実際のアクセス結果を見る
最初の2つが問題なければ、具体的な用途で検証します。目的のストリーミング、AI ツール、業務システムを開き、正常に読み込めるか、画質が十分か、地域制限の表示が出ないかを確認します。このステップが最終的な判断材料で、前の2つは消去法にすぎません。
グローバルモードとルールモード
| モード | 動作 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| グローバル | すべての通信をトンネルへ | トラブルシューティング、一時的なアクセス、回線の検証 |
| ルール | ドメインと地域で振り分け、ローカルサービスは直結 | 日常利用 |
トラブルシューティングではまずグローバルモードを使います。グローバルで通ってルールで通らないなら問題はルールにあり、どちらも通らないなら問題は回線かローカルネットワークにあります。この二分法で試行錯誤を大幅に減らせます。第9章のすべての分岐もここから始まります。
接続できたのに効かない3つのケース
クライアントは接続済みなのに出口アドレスが変わらない。多くはクライアントがシステムの通信を引き継げておらず、仮想アダプターが有効になっていないか権限が拒否されています。ドライバーを入れ直すか、権限を許可し直してください。
出口は変わったのに、目的のサイトで地域制限の表示が出る。回線の出口とサイト側の地域判定が一致していません。同じ地域の別の回線を試してください。専用線のほうが直結より通過しやすい傾向があります。
出口は変わったのにページが開かない。DNS 解決の異常か MTU の不一致です。まず DNS リーク防止をオンにし、次に MTU を1段階下げてください。多くの場合この2つで解決します。
七、日々のメンテナンスと更新
一度通せば、あとは長期運用です。この章では課金とメンテナンスの規則を明確にし、通信量と有効期限の2点で誤解が生じないようにします。
通信量は開通日にリセット
月額プランの通信量は暦月でゼロになるのではなく、開通日を基準に毎月リセットされます。5日に開通すれば、以降は毎月5日にリセットされます。これにより各課金サイクルが同じ長さになり、月末に開通して2日しか使っていないのにゼロにされることはありません。
リセットはゼロにして満額まで戻す処理で、積み増しではありません。先月30GB残っていても、今月は満額から始まり、60に30が足されて90になるわけではありません。ですからリセット日が近いからといって無理に節約する必要はなく、通信量を貯めるという考え方もありません。
途中でのアップグレードと差額の按分
60GB プランを半分ほど使って足りないと分かったら、そのまま250GB プランへアップグレードできます。差額は1か月分まるごとではなく残り日数で按分し、支払い済みの金額を残り日数で割り戻して差額を支払います。アップグレードは即時反映され、通信量の上限もその場で上がります。次の周期を待つ必要はありません。
アップグレードは上位のみで、下位にはできません。下げたい場合は次の周期でプランを変更してください。周期の途中で上げ下げを繰り返すと按分が重なり、帳簿上で合わなくなります。
データパックと月額プランの併用
2本の計量ラインは独立して動きます。月額プランの通信量は周期ごとにリセットされ、データパックは使い切るまで有効で期限がありません。月額プランの通信量を使い切り、しかも周期がまだ残っている場合、データパックが自動的に引き継ぐので手動で切り替える必要はありません。
逆に、ほとんど使わない月でも月額プランの通信量はリセットされるだけで貯まりません。そういう場合はデータパックのほうが割に合います。判断基準は単純です。何か月も安定した利用があるなら月額プラン、年に数回しか使わないならデータパックです。
更新のタイミング
有効期限の前に更新すれば十分で、あまり早くても利点はありません。期限が切れるとプランは停止しますが、サブスクリプションURLは残り、回線につながらない状態になります。更新すればすぐ復旧し、サブスクリプションの再インポートもクライアントの再インストールも不要です。直感に反する点なので、覚えておく価値があります。
複数端末の管理
プランは台数無制限で、スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップ、ルーターが同時にオンラインになれます。端末が増えたら2つのことを行ってください。1つは各端末のクライアントに判別できる名前を付け、トラブル時に照合できるようにすること。もう1つは使わなくなった端末から定期的にサブスクリプションを削除し、URLが古い端末に散らばらないようにすることです。漏えいが疑われる場合は、サブスクリプションをリセットし、すべての端末で再インポートしてください。
返金
初回のお支払いから7日以内なら、理由を問わず返金を申請できます。返金はチケットで受け付け、注文番号を書くだけで済みます。7日あれば第6章までの流れを一通り試せるので、つながらない、使いにくい、段階を選び間違えたといった場合も間に合います。返金後もアカウントは残りますが、サブスクリプションURLは無効になります。再購入すれば同じアカウントをそのまま使えます。
八、応用設定
第7章までは使えるようにするための内容でした。この章はより良く使うための話です。設定とトレードオフが中心なので、一度に全部読む必要はなく、具体的な場面が出てきたら戻って参照してください。
振り分けルール
ルールモードの中核は1枚のリストです。どの通信をトンネルに通し、どれを直結させるか。既定のルールで通常は足ります。よく使う国際サイトはトンネル、ローカルサービスは直結という形です。自分でルールを追加する場合は、ドメイン一致が最も確実で、IP レンジ一致がこれに次ぎ、アプリ一致はクライアントの対応状況によります。
ルール追加の原則は2つです。第一に、固定した出口が必要なドメインは個別に列挙し、大きなルールに混ぜないこと。第二に、ルールは少ないほどよく、1つ追加するたびに理由を説明できるようにすること。ルール表が数百件に膨らむと、無効になったルール1つを突き止めるのが非常に苦痛になります。
固定出口と AI API の呼び出し
AI サービスの API を呼び出すとき、リクエスト元のアドレスが頻繁に変わると不正利用判定に触れ、断続的な拒否や CAPTCHA の形で現れます。対策は、そうしたドメインに固定の回線を割り当て、出口アドレスを安定させることです。
出口だけでなく、同時接続とタイムアウトにも注意が必要です。同時リクエスト数は回線の帯域とクライアントの接続数で制限され、タイムアウトの再試行には上限を設けてください。上限がないと再試行の嵐が、もともと遅い経路を押しつぶします。この部分の考え方はAI API 向け回線の選び方で詳しく説明しています。
同時接続とタイムアウト
ある回線で実際に使える同時接続数は、そのタイプによって決まります。IEPL 専用線は経路が固定で、長時間の接続維持に向いています。中継回線は同時接続が多いと待ちが発生しやすくなります。直結回線は公共出口の影響を最も受けます。バッチ処理は専用線に置き、一時的な調べものは直結で十分です。すべての通信を同じ経路に押し込む必要はありません。
ストリーミング 4K
4K のボトルネックは帯域の数値ではなく、経路の安定性であることがほとんどです。ビットレートが高いほどパケットロスとジッターに敏感になります。同じ作品でも回線によって画質が変わるのはこのためです。安定した4Kを求めるなら、目的地域の IEPL 専用線を優先し、夜間ピークを避けて比較テストを行ってください。
なぜ480pまで落ちるのか、という点についてはストリーミング4K画質の実測比較でビットレート、帯域、回線タイプの関係を分解して説明しています。視聴の地域制限解除ページの区分ごとの説明と合わせて読むと分かりやすいです。
安定性のセルフチェック
ある回線が安定しているかを判断するとき、1回の速度測定だけを見ないでください。より実用的なのは、1週間の接続成功率と切断回数を記録する方法です。毎日決まった時間に接続し、一発でつながったか、途中で切れたかを書き留めます。1週間経てば、どの回線が自分に合うかはっきりします。
記録表の書き方は最も安定したVPNのおすすめにテンプレートがあります。朝夕のピークを分けて記録すると、混ぜて記録するよりはるかに正確な結論が出ます。
九、トラブル解決
切り分けの順序は常に同じです。まずローカルネットワークを確認し、次にサブスクリプション、次に回線、最後にサーバー側を疑います。この順序なら大半の問題は最初の2段階で食い止められます。
接続できない
接続を押しても反応しない、あるいは読み込みが続く場合。まずローカルネットワークが正常に通信できるかを見て、クライアントを切った状態で一度試します。次にサブスクリプションの更新が必要かを見ます。そのうえで、すべての回線がつながらないのかを確認します。1本だけなら別の回線に替えれば済み、全部だめなら先へ進みます。
権限エラーが表示される場合。Windows では仮想アダプターのドライバーがセキュリティソフトに遮断されていないか、macOS では VPN 設定の許可、iOS と Android では VPN リクエストを拒否していないかを確認します。権限関連の問題はクライアントのログに明示されることが多いので、まず目を通す価値があります。
接続はできるがページが開かない
よくある原因は3つです。DNS 解決がトンネルを通っていない場合は DNS リーク防止をオンに。MTU の不一致なら MTU を1段階下げる。ルールが目的のドメインを取りこぼしている場合はグローバルモードに切り替えて検証します。グローバルモードで二分すれば、ルールの問題か経路の問題かを素早く特定できます。
速度が遅い
まず、常に遅いのか、夜間ピークだけ遅いのかを切り分けます。常に遅い場合はローカルネットワークから回線の入口までの区間の問題であることが多く、入口がより近い回線に替えてください。夜間ピークだけ遅い場合は公共出口の混雑なので、専用線に切り替えます。同じ4K動画を朝と夜に1回ずつ測ると、比較が意味を持ちます。
サブスクリプションのインポートに失敗する
3点を確認します。URLが完全か(コピー時の途切れが最も多い)、クライアントがそのプロトコル接頭辞に対応しているか、システム時刻が正確か(大きなずれはハンドシェイク失敗の原因になります)。3つとも問題なければ、サブスクリプションをリセットして再インポートしてください。
よくある質問
利用には必ずプランの購入が必要ですか?
回線に接続するには有効なプランが必要です。登録自体は無料で、メールアドレスは不要、ユーザー名とパスワードだけで完了します。どのプランを買うかは利用量次第で、60GB プランなら ¥9.9 / 月からです。
1台の端末でログインすると、他の端末は切断されますか?
台数無制限のため、そのようなことはありません。Windows、macOS、iOS、Android、Linux が同時にオンラインになり、同じサブスクリプションの通信量を共有します。
端末を替えたらプランを買い直す必要がありますか?
不要です。新しい端末にクライアントを入れて同じサブスクリプションをインポートすれば済みます。プランと通信量はアカウントに紐づきます。
通信量を使い切るとどうなりますか?
月額プランの通信量を使い切ると、次のリセット日まで停止します。その間はデータパックで補うか、上位プランへ直接アップグレードできます。差額は残り日数で按分されます。
更新を忘れて期限が切れると、サブスクリプションは無効になりますか?
サブスクリプションURLは残りますが、回線には接続できません。更新すればすぐ復旧し、再インポートもクライアントの再インストールも不要です。
支払い方法は何に対応していますか?
Alipay / WeChat / USDT の3種類です。初回のお支払いから7日以内なら理由を問わず返金を申請できます。返金はチケットで受け付けます。
ここで扱いきれなかった状況は、管理画面でチケットを開くか、サポートページに記載の連絡先をご確認ください。チケットにはプラットフォームとクライアントのバージョンに加えて、次の3つを書くと特定が早くなります。どの回線か、どの時間帯か、どんなエラーが出るか。